修繕委員会の発足~施工業者の選定
マンション大規模修繕工事は、一般的に竣工後12年から15年後に行われ、その後も12年から15年に1回行われます。大規模修繕工事を行う時期が近づいてくると、マンション管理組合の中から修繕委員が選ばれ、修繕委員会が発足されます。大規模修繕工事を計画し始めてから施工業者との契約までには1年から2年程度の時間がかかります。その間に修繕委員会が中心となって建物の調査を依頼し、工事内容や範囲を決め、施工業者と契約を締結します。
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修繕委員会の発足
マンション管理組合の中から修繕委員を選定し、修繕委員会を発足する場合があります。
選ばれた修繕委員会のメンバーが話し合って、住民の方たちの意見を取りまとめたり、予算の策定や施工業者の選定を行ったりしていきます。 -
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ご相談
お電話やメールにてご相談を承っております。
大規模修繕工事の進め方や工事内容等、お気軽にご相談ください。 -
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現地打ち合わせ
住民アンケート調査によって出たご要望やご予算等についてご相談ください。住民の方のご要望と築年数や改修歴等の建物の状況を把握させていただきます。打ち合わせ後に議事録を提出いたします。
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現地調査
建物のどの部分にどんな不具合や劣化症状があるかを調査します。目視調査、打診調査、実測等により建物の劣化状況を診断し、診断書を作成して提出いたします。診断書はその後のお見積と工事を行う範囲や修繕方法のベースになります。診断書は提出するだけでなく、修繕委員会の方が建物の現状を把握できるように説明させていただきます。
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修繕工事計画及び予算の策定
診断書に基づいて工事費用を算出し、お見積と工事明細を提出いたします。ご要望や対応年数等を考慮して、建物に合った最善の仕様をご提案いたします。お見積と工事明細を基に工事内容や工事を行う範囲、ご予算をご検討ください。工事内容、工事範囲、ご予算を策定し、中期・長期予算への計上となります。
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値決め・ご契約
ご予算と比較して、コスト検討を行った後、ご契約となります。
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施工計画書の作成
工事全体の計画書を作成いたします。
(工事概要、実施工定表、仮設計画安全対策、緊急連絡体制、施工体制疑義等) -
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施工計画書のご承認
施工計画書の内容を確認して、ご承認いただきます。